
1923年創業の香港が誇る肌着ブランドの老舗、利工民(LEE KUNG MAN)。
ブランドヒストリーとともに、WILDSIDE YOHJI YAMAMOTOとのタッグで生み出された商品の裏側を、利工民の代表Mr. Fungと紐解く。
― 利工民が肌着メーカーとしてどのようにスタートしたのか。当時のことを教えてください。
1923年の創業当初、実は靴下の生産に注力していました。
1925年、中国国内で肌着の生産はほとんどなく、流通しているものは多くが高価な輸入品でした。
徐々に肌着に対する需要が高まる中、利工民は海外から機械を導入し、手頃な価格で人々が着用できる肌着の製造を開始しました。
当時はXXSサイズが最も人気でしたが、現在ではMサイズが主流となっています。
初期のデザインは丸肩仕立てを採用していましたが、後に円筒形ボディ仕立てへ移行し、現在の形へと進化を遂げています。

― 利工民のものづくりを支える工場は大量生産に比べるとどこがユニークなのかを教えてください。
利工民は今でも創業当初から変わらぬ伝統的な手法で生産を続けており、工場では熟練した職人が手描きで模様を描いています。
さらに、包装箱のサイズや色情報は今でも手作業でスタンプを押しています。

― 今回WILDSIDE YOHJI YAMAMOTOでの発売を機に作成した肌着のこだわりのポイントを教えてください。
洗濯工程の厳格なテストを経て、今回WILDSIDE YOHJI YAMAMOTOとのコラボレーションのために32番手の綿生地を採用しています。
比較的厚手でしっかりした構造のためアウターに適し、自然な粗い風合いが特徴です。またサイズも通常は生産していない、2XLサイズと3XLサイズの2サイズを特別に作成しました。


コラボレーション限定パッケージ
― 今回の商品を手に取るWILDSIDEのユーザーにメッセージをいただけますか。
特別な手入れを気にせず、毎日着用することをお勧めします。頻繁に洗濯して着用できます。
着用や洗濯を繰り返すと、新品時とは異なる風合いになり、一層着心地の良いものになるでしょう。

WILDSIDE×Lee Kung Man コラボレーションアイテムはこちらから
香港の伝統的な下着・ニットメーカー。1923年、中国 広州でFung Sau-yuで創業、後に香港に工場を設立しました。
金鹿、青鹿、光華、秋蝉などのウール製アンダーウェアが広く知られており、丹念なものづくりによって世界的に高い評価を受けています。