Daido Moriyama "Farewell Photography"

森山 大道 (Daido Moriyama)
“Farewell Photography”
1972/2012
Silkscreen on paper
Image size: 31.3 x 55 cm　Paper size: 50.8 x 61 cm
Set of 10_ Edition of 35_ Unframed
10点のセット。すべてのプリントにエディションナンバーおよび作家のサイン入り。

About Artworks:
1972年に刊行された写真集『Farewell Photography (写真よさようなら)』の中の10枚のイメージ。
ロンドンのテート・モダン（2012年10月10日-2013年1月20日）で開催された「William Klein + Daido Moriyama」展を記念し制作されたこのエディションは、オリジナルのデジタルアーカイブから制作された白黒プリントをもとに、紙にシルクスクリーンで表現されます。
シルクスクリーンプリントは、森山の写真集『ACCIDENT』も手掛けた東京を拠点とするEdition Worksにより制作されました。
「Farewell Photography」のシルクスクリーンプリントは、森山の最も衝撃的なプロジェクトの延長として存在します。
シルクスクリーンというメディアで実現したピクセル化された虚像は、写真の慣習をほぼ完全に無視した表現で森山の作品群の中でも際立ち、その反駁が、作家の今日の実践においても重要であることを示唆しています。

Artist bio:
www.takaishiigallery.com/jp/archives/4296/
森山大道 / Daido Moriyama
1938年大阪府池田市生まれ。グラフィックデザイナーを経て、写真家岩宮武二および細江英公のアシスタントとなり、1964年に独立。1968年写真集 『にっぽん劇場写真帖』 、1972年写真集 『写真よさようなら』を発表。アレ・ブレ・ボケと呼ばれる荒れた粒子、焦点がブレた不鮮明な画面、ノーファインダーによる傾いた構図を特徴とした、既存の写真制度を覆すラディカルな表現で写真界を震撼させた。その評価は内外の美術界に及び、世界各国で大規模な展覧会が開催されている。「William Klein + Daido Moriyama」テート・モダン（ロンドン、2012年)、「オン・ザ・ロード」国立国際美術館（大阪、2011年）、「レトロスペクティヴ 1965-2005、ハワイ/ HAWAII」東京都写真美術館（東京、2008年）のほか、アンダルシア現代美術センター（セビリア、2007年）、Foam写真美術館（アムステルダム、2006年）、カルティエ現代美術財団（パリ、2003年）、ヴィンタートゥール美術館（2000年）、サンフランシスコ近代美術館（1999年、メトロポリタン美術館巡回）にて個展を開催。ハッセルブラッド国際写真賞（2019年）、国際写真センター（ニューヨーク）Infinity Award功労賞（2012年)、ドイツ写真協会・文化功労賞(2004年)、日本写真協会 作家賞(2004年)、第 44 回毎日芸術賞(2003年)、日本写真批評家協会新人賞(1967年)を受賞。

©Daido Moriyama Photo Foundation
Courtesy of Taka Ishii Gallery


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