Vol.12
WILDSIDEが贈る6型の新作 -メイド・イン・ジャパンブラックを自由に着こなす-
−WILDSIDEから登場した新作は、これみよがしではない存在感が際立つ1着。柔らかみある生地感、そしてブラックに映えるステッチワーク。そして、自分らしさを確立できる組み合わせの自由さ。この記事では、そんなアイテムの魅力を紐解いていく。
全てのアイテムに共通するのがふっくらと柔らかなウールがメイン素材に、縮絨加工を施した生地。
印象的なシワやドレープは魅力的で、着る人に合わせて様々な表情を見せてくれる。
そして、黒い生地に映える印象的なホワイトのステッチ。確かなアイデンティティがそこには詰まっている。
【Fulling Wool Shirt Jacket】
https://wildside-online.jp/shop/g/gWJ-J15-101-1-03/
¥91,300(税込)
https://wildside-online.jp/shop/g/gWJ-J15-101-1-03/
¥91,300(税込)
柔らかみある素材をカバーオールのデザインに落とし込んだシャツジャケットは、タフな見た目と相反する心地よい生地の肌触りが他にはない魅力。実用的なポケットの数々はステッチワークの縁取りによって、見た目のアクセントとしても機能する。
襟裏にはステッチを刻み、立てて着用すればまた違った表情を楽しむことが可能。
マチ付きのポケットは実用性も十分で、フラップを留める位置を変えれば、見た目の印象を気分に合わせて変更できる。
軽やかなイメージのショートブルゾンは、生地のライト感を活かした仕上がり。
たくましさを感じるボックスシルエットは着こなしのバランスを取りやすく、巧みなパターンワークを体感できる1着だ。エルボーパッチなどのディテールは、白いステッチでより印象的なデザインに昇華。
実用性に優れたダブルジップやバックのポケット。
生地に合わせジップやバックルなどのパーツを全てブラックに統一し、ミニマムな表情に。これこそ、WILDSIDの美学。エルボーパッチはただ単に取り付けられたディテールではなく、立体的な作りを構築するものとしてしっかりと機能している点も見逃せない。
テーラードジャケットを現代的に解釈した1着は、背抜きの裏地、ベントの排除、筒形の袖により気軽に羽織れる仕様。
一見、2つボタンのデザインだが、ラペル裏にはさらに3つのボタンが隠れており、スタンドカラーとしても着用できる2WAYなのが嬉しい。
カバーオールタイプと同様に、襟を立てると印象的なステッチワークが。袖はラフに折り返して着用し、ジャケットを着崩すのもおすすめだ。
【Fulling Wool Drawstring 1tuck Pants】
https://wildside-online.jp/shop/g/gWJ-P42-101-1-03/
¥74,800(税込)
アシンメトリーな作りが目を引く、ワンタック入りのイージーパンツ。
ウエストはドローコードで穿きやすく、テーパードの効いたシルエットで生地のドレープ感を楽しめる。機能とデザインが両立されたフラップポケットが好アクセントに。
さりげないワンタックは、確かな歴史を紡いできたブランドのパターンの良さを感じられるディテール。フラップを開くと覗く白いステッチやボタン留めは、見えない部分まで手を抜くことがない姿勢の現れ。
【Fulling Wool Drawstring Loose Silhouette Zipper Pants】
https://wildside-online.jp/shop/g/gWJ-P37-101-1-03/
¥74,800(税込)
ワイドパンツに仕立てた1本は、ジップ式のポケットがチャームポイント。
ウエストは先ほどのパンツのようにドローコードでリラックスした雰囲気を感じさせてくれる。ストンとしたワイドストレートのシルエットは、穿くと美しい立体感が生まれる。
機能的なジップポケットはフロント部分に斜めに3つ配置。
このパンツは、あえて全て白ステッチで製作せず、箇所によって黒のステッチを採用。これみよがしにならないデザインに仕上げている。
【Fulling Wool Side Tape Pants】
https://wildside-online.jp/shop/g/gWJ-P50-101-1-03/
¥68,200(税込)
シンプルながらも、ヨウジヤマモトが研鑽してきた技術が詰まったワンタックパンツは、両サイドに同素材のテープがあり、側章に見えるデザイン。これまで紹介したパンツに比べ、ディテールを削ぎ落とすことで、シルエットの良さが一層際立つ仕上がりだ。華美にならない1本はどんなアイテムにも合わせやすい。
シンプルなボタンとジップフライはスラックスのように上品に穿けるディテール。
サイドテープは、今回採用された生地とステッチを最大限活かした代物だ。
今回、ご紹介したアイテムは、それぞれ上下を自由に組み合わせてセットアップとして着用可能。
是非、自由な発想と着こなしでWILDSIDEの世界観に触れてみてほしい。
Photos / 田中 利幸