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Vol.16
東京初のフラッグシップストア
WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO HARAJUKU

WILDSIDE YOHJI YAMAMOTOは、去る4月12日(金)に東京初のフラッグシップストアをラフォーレ原宿1Fにオープン。
東京初となるストアでは、オリジナルアイテムをはじめとした限定コラボレーションアイテムが多数揃い、この週末は多くの人で賑わった。
その中でも特に人々の目を引いたのが、エンストランススペースに展示したアーティスト・天野タケル氏がこのストアをイメージして制作したスカルプチャー作品(現在は展示終了)。 作品の展示に加え、数量限定のコラボレーションアイテムもリリース中だ。
今回、気になるストアの詳細とともに、貴重な天野タケル氏のインタビューをお届けしよう。


 

明治通りと表参道が交差するファッションのトレンド発信地、ラフォーレ原宿。
その1FにWILDSIDE YOHJI YAMAMOTO HARAJUKUがグランドオープン。

黒を貴重としたストアデザインは、Yohji Yamamoto 2やWILDSIDE YOHJI YAMAMOTO OSAKAを手がけた野村訓市氏だ。
大阪店を象徴する黒いカーテンを纏った円柱が、この原宿フラッグシップストアでも表現されている。

野村氏曰く、 WILDSIDE初の店舗だった大阪店のデザイン要素、モルタルと黒塗装したスチールや什器をベースに制作をすることで、WILDSIDEというブランドに統一性を持たすのがコンセプト。 今回はラフォーレ原宿のエントランスからガラスが壁面として延長するように設置することで、店舗内に圧迫感がでない仕様となっているそうだ。

また、エントランスのウィンドウには、フォトグラファーTAKAY氏、スタイリスト野口強氏によるWILDSIDEのキービジュアルを掲げてあり、こちらも見逃せない。

気になるアイテムのラインナップだが、WILDSIDE YOHJI YAMAMOTOオリジナルアイテムを全て取り揃えるほか、オープンを記念しラフォーレ原宿限定アイテムをご用意。 オープンに際し、これまでに協業を継続してきたHYSTERIC GLAMOUR、Room No.6、NORTH NO NAMEとの新作コラボレーションアイテムを先行展開している。(現在は販売終了)


そして、このオープニングの目玉となったのが4月11日(木)から14日(日)の4日間限定で展示されたアーティスト・天野タケル氏のスカルプチャー作品。
WILDSIDE YOHJI YAMAMOTOをイメージして黒一色で制作された、天野氏の代名詞である「VENUS」と「Sphinx(Dog)」は、それぞれ「VENUS」は全高2メートル 天野氏の飼い犬をモチーフとした「Sphinx(Dog)」は全長1.6メートルと、巨大な立体にて表現され、多くの人たちの目にとまった。


今回の展示に際し、WILDSIDEをイメージして描かれたペインティング作品『Venus and Dog』(現在は販売終了)や、天野氏によってペイントとサインが施された1点物の『Sphinx(Dog)』のソフビ また、それらの作品をグラフィックに落とし込んだTシャツとフーディー、スケートボードデッキも数量限定でリリース。



 


そんな天野タケル氏に、今回インタビューを敢行。

―今回のスカルプチャー作品にはどんな思いが込められていますか?

天野:ラフォーレ原宿は、渋谷のハチ公のように待ち合わせ場所としても長年に渡り使われている存在。今回の"ブラックヴィーナス"が展示期間中の間だけでも、ラフォーレ原宿を象徴する目印になってくれたらと思う。


―制作にはどれくらいかかりましたか?

天野:制作期間はおおよそ3ヶ月ほど。元々あるソフビのデータから制作するが、大きくするだけだとバランスが崩れてしまう。それを微調整するのが大変で。 あと黒の色出しにはこだわりがあって。真っ黒すぎてもよくなくて、少しかすれた黒というか。白い部分とのコントラストがちょうど合うように調整しています。 WILDSIDEにも通ずるブラックが上手く出せたんじゃないかと。


―アパレルウェアとのコラボはいかがでしたか?

天野:アパレルの出来栄えはさすがのひと言。 最初、ソフビの写真をプリントすると聞いて、どうなるんだろう?と思っていたが、かなり仕上がりがよくて驚きました。 ただ写真を載せるだけではなくて、細かい部分までデザインされていてモノとしての説得力がありますね。 黒いアイテムはあまり制作しないので、反応が楽しみです。